この記事では、「凱旋」と「戦極」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「凱旋」とは?
戦地へ行った兵士が戦って勝利した後、来た場所に戻ることを「凱旋」【がいせん】といいます。
戦に勝利したとき音楽を奏でて喜ぶという意味がある「凱」と、戦地から勝利を掴んで帰るといった意味合いがある「旋」を掛け合わせた言葉です。
「凱旋帰国」といえば、敵対関係の相手と戦って勝利を掴んだ人が堂々と帰って来るという姿を表します。
2000年代に入ってからは関東を中心に「凱旋MC Battle」が開催されるようになり、今では大阪や宮城といった都市部でも行なわれるようになりました。
始まりは2017年で、東と西が敵対関係となってバトルが行なわれています。
「戦極」とは?
敵対する者と即興で考えたRAP(ラップ)して、打ち負かすことを「戦極」【せんごく】といいます。
FREESTYLE(フリースタイル)で自由に言葉を選び、早口で捲くし立てては相手を刺激するバトルを展開するのです。
前身には戦慄のMC BATTLEで始まり、予選と本選を勝ち抜いていき、最後までしぶとく残る者が勝利する大会が行なわれています。
主に、日本で行なわれている大会であり、始まりは2007年に埼玉県で始まりました。
現在のスタイルになったのは2012年の冬からで、現在はABEMA(アベマ)で動画を配信しています。
また、普通の感覚を持つ人が気軽に参加して行なうバトルであり、裾野を拡大しているのも魅力の一つです。
「凱旋」と「戦極」の違い
ここでは「凱旋」と「戦極」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもMC BATLLEの一部ですが、戦争に行っては勝利して戻ることを「凱旋」といい、動画配信に力を入れています。
必ず勝利して栄光を胸に帰るという意味がある大会ではMCがバトルします。
もう一方の「戦極」はHIPHOP(ヒップホップ)を取り入れながら相手を煽り、刺激しては興奮させた人が勝ち抜いていくMC Battleを指すのです。
独特な色が出るバトルは戦いを極めるという意味があり、とことん戦って生き残るのが人々を興奮させます。
このような戦いでは、自由な形式で言葉を浴びせかけて相手を刺激しては興奮させ、ぶつかり合うわけです。
まとめ
日本で行なわれるMC BATLLEを取り上げてみました。
どのような特色があり、どういった人が参加しているか公式HPで確かめてみるのも良い学べるでしょう。