この記事では、「使い方」と「使い道」の違いを分かりやすく説明していきます。
「使い方」とは?
「使い方」とは何かを操作したり利用するための方法や手段です。
たとえば包丁は肉や野菜に刃を当てて引けばそれらを切れますが、切っ先を強く押し当てれば刺すこともできます。
こういった使用方法を指す言葉が使い方です。
他にも機械や装置をどうすれば動かせるか、薬品などの危険物をどう取り扱うかという方法も使い方と言います。
「使い道」とは?
「使い道」とはそれが何に使えるかを指す言葉です。
先の例に挙げた包丁で言えば食材を切ったりして加工するのが主な使い道ですが、刃物なので紐を切ったり袋を切って開けたりもでき、これらも包丁の使い道と言えます。
どんな方法を取れば他のことに使えるかは問わず、どんな用途に使えるかを指すのが使い道です。
またこういう時に使うという使うタイミングを指す意味で使われることもあります。
「使い方」と「使い道」の違い
「使い方」と「使い道」の違いを、分かりやすく解説します。
それを使うための方法や手段が「使い方」で、それが何に使えるかやどのようなタイミングで使えるかが「使い道」です。
どちらも使う方法という意味で使われることのある言葉ですが、「使い方」は手順的な意味での使う方法なのに対し、「使い道」は用途的な意味での使う方法を指します。
「使い方」の例文
・『新人に使い方を教える』
・『使い方が悪いのかうまく動かない』
「使い道」の例文
・『お金の使い道は慎重に考えるべきだ』
・『貰ったはいいけれど使い道がない』
まとめ
「使い方」は利用手段や扱い方のような手順的な意味で、「使い道」は何に使えるかという用途的な意味というのが大きな違いです。
用途が変われば使う方法も変わることが多いのでお互いに言い替えられる場面も多いですが、それでも意味合いとして「使い方」は方法「使い道」は用途というニュアンスを持つことは覚えておくべきでしょう。