この記事では、「エバリュエーション」と「アセスメント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エバリュエーション」とは?
「エバリュエーション」とは、「評価」または「査定」などを意味する英単語「evaluation」を由来とする言葉で、「福祉における事後評価」や「介護サービスにおいての考察」などを示す言葉です。
介護サービスを利用した後や、治療や治験などが一区切りついた時点で行われる評価を指しており、患者の将来的な予測や今後の介護における改善点などを検討するなどという意味合いで使用されています。
「アセスメント」とは?
「アセスメント」とは、「資産価値」もしくは「人や物などの評価」などを意味する英単語「assessment」から派生した言葉で、「財産を査定する」あるいは「客観的な評価をする」などというニュアンスで使われている言葉です。
ビジネスシーンにおいては主に「人事評価」を指して使われており、また一方では医療業界や建築業界などでも頻繁に登場する文言です。
「エバリュエーション」と「アセスメント」の違い
「エバリュエーション」と「アセスメント」の違いを、分かりやすく解説します。
さまざまな業界や現場などで最近耳にする「エバリュエーション」と「アセスメント」は、いずれも「評価」や「査定」などを意味する似たような言葉ですが、実際の使い方は異なっています。
「評価をすることでそのもの自体の優劣や正否などをつける」ことを主な目的としている「アセスメント」に対して、「悪い点などを改善する」ための「エバリュエーション」はそれぞれもっている意味合いは少々違った文言として用いられています。
「エバリュエーション」の例文
・『ケースワーカーがクライアントと共に課題を解決するのがエバリュエーションです』
「アセスメント」の例文
・『客観的に評価したり査定するアセスメントは人事評価の基本です』
まとめ
「エバリュエーション」と「アセスメント」は、どちらの言葉も「評価」や「査定」などを示していますが、実際の使い方は異なる文言です。
使用する際には、違いに気をつけながら上手に使い分けるようにしましょう。