「首尾よく」と「滞りなく」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「首尾よく」と「滞りなく」の違いとは?違い

この記事では、「首尾よく」「滞りなく」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「首尾よく」とは?

物事が滞りなく、思い通りに進むことを「首尾よく」【しゅびよく】といいます。

都合よく物事が始めから最後まで前に進んでいくことを指す言葉です。

順調に話し合いが進んだり、会議が止ることなく最後まで進むという意味で使われています。

使い方としては、「首尾よく解消した」といって、問題が起きたときでもうまく解決できると例える言葉です。


「滞りなく」とは?

仕事が途中で躓くことなく順調に進み、すべてがうまくいったことを「滞りなく」【とどこおりなく】といいます。

作業しているとき、途中で間違ったりせず、最後まですべてが順調に進む経過を表すのです。

物事がうまくいき、問題なく最後まで行き着くなら、「滞りなく終わった」と良い結果になったと伝えられます。

また、支障なく円滑に進み、みなすっきり物事を終えたので安心する様子が分かる言葉です。


「首尾よく」と「滞りなく」の違い

ここでは「首尾よく」「滞りなく」の違いを、分かりやすく解説します。

順調に物事が進んだという意味で使うのが「首尾よく」です。

物事が最後までしっかり進み、思ったような結果になったという意味で使われています。

もう一方の「滞りなく」は不満なく、すべてをしっかり物事が進んだことを指す言葉です。

支障なく準備ができた、契約手続きが完了した場面で使います。

「滞りなく」「首尾よく」よりも物事がすっきり進んでいる様子を表す言葉です。

「首尾よく」の例文

・『首尾よく問題が解決できたので、作業も早く終わった』
・『首尾よく頑固な上司を変えたので、円滑に働ける職場になった』

「滞りなく」の例文

・『作業は滞りなく行なわれているので、今日中に出荷できる』
・『登録手続きは滞りなくでき、すぐ施設が利用できた』

まとめ

似ている意味を持つ言葉ではありますが、「首尾」「滞る」の意味を調べてみれば、何がどういった結果になって良かったか伝えられるでしょう。

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