この記事では、「霜降の候」と「白露の候」の違いを分かりやすく説明していきます。
「霜降の候」とは?
「霜降の候」は「そうこうのこう」と読みます。
「霜降の候」は、「秋も深まり、霜が降り始める季節になった」という意味があります。
手紙を書くときに使う言葉で、冒頭のあいさつに使う言葉になります。
「霜降」は二十四節気の一つで、10月の下旬に訪れます。
そのため、10月下旬の寒くなってきたころに手紙を送る時、「霜降の候」という言葉を使うことで、季節感を出すことができます。
「白露の候」とは?
「白露の候」は「はくろのこう」と読みます。
「白露の候」は、「草に朝露が降り始める季節になった」という意味があります。
夏が終わり、気温が低くなってきたということを意味する季語になります。
「白露」は二十四節気の一つで、9月上旬を意味します。
そのため、夏の盛りを過ぎて、9月に入ったころに手紙を送る時に、「白露の候」という言葉を使うことになります。
「霜降の候」と「白露の候」の違い
「霜降の候」と「白露の候」の違いを、分かりやすく解説します。
「霜降の候」は、「秋も深まり、霜が降り始める季節になった」という意味があり、一方の「白露の候」は、「草に朝露が降り始める季節になった」という意味があります。
どちらも二十四節気の一つで、手紙を書くときに、季語となる言葉という共通点があります。
しかし、「霜降の候」は「10月下旬」を意味し、「白露の候」は「9月上旬」を意味するという大きな違いがあります。
「霜降の候」の例文
・『霜降の候、○○様におかれましては、ご活躍のことと拝察いたします』
・『霜降の候、貴店はより一層、御繁盛されていると存じます』
「白露の候」の例文
・『白露の候、季節の変わり目となりました』
・『白露の候、夏のお疲れが出ていませんか』
まとめ
「霜降の候」と「白露の候」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、手紙を書くときに、きちんと使い分けることができるようになりそうです。