「都民の日」と「東京の日」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「都民の日」と「東京の日」の違いとは?違い

「都民の日」「東京の日」はいずれも東京都で制定されている記念日ですが、日付や由来などが異なるため区別して覚える必要があります。

この記事では、「都民の日」「東京の日」の違いを分かりやすく説明していきます。

「都民の日」とは?

「都民の日」は10月1日に設けられている東京都の記念日です。

「都民の日」が制定されたのは昭和27年(1952年)で、大正11年(1922年)10月1日に東京市が誕生したことを受けて設けられた「自治記念日」を引き継ぐ形で制定されました。


「東京の日」とは?

「東京の日」は7月17日に設けられている東京都の記念日のことを指します。

慶応4年(1868年)7月17日に江戸が東京府に改称し、日本の首都機能が東京に移されたことにちなんで制定されました。

なお、当時は「東京」の呼び方が定まっておらず、「とうけい」と呼ばれた時期もあったようです。


「都民の日」と「東京の日」の違い

「都民の日」「東京の日」の違いを分かりやすく解説します。

「都民の日」は10月1日に設けられている東京都の記念日です。

大正11年(1922年)10月1日に設けられた「自治記念日」を引き継ぐ形で制定され、都民がこの日の慰楽を共にすることによって自治意識を高め、都の発展および都民の福祉増進を図るのが目的とされています。

「都民の日」には都内公立の小・中・学校が休校になると共に、美術館や博物館、動物園、庭園、公園などの入場が無料となります。

また、都内一部の施設では記念行事が開催されています。

そのほか、「都民の日」には功績が認められた人に「東京都名誉都民の称号」が贈られたり、都民の生活と文化の向上に貢献した人や団体が「東京都功労者」として表彰されたりといった行事もおこなわれています。

一方、「東京の日」は7月17日に設けられている東京都の記念日で、慶応4年(1868年)7月17日に日本の首都機能が東京に移されたことをうけて制定されました。

なお「東京の日」については、今のところ特にイベントなどは開催されていないようです。

まとめ

「都民の日」は10月1日を示し、「東京の日」は7月17日を示します。

両者それぞれの由来や当日実施される行事に違いがあることも押さえておきましょう。

ぜひ参考にして、東京都や日本の記念日に関する知識を深めてください。

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