この記事では、「無下にできない」と「なおざりにできない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無下にできない」とは?
「無下にできない」は「むげにできない」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとについて、まったく顧みず、台無しにすることはできないと思うこと」という意味です。
2つ目は、「相手の要望やお願いに対して素っ気なくできないこと」という意味です。
「無下にできない」の言葉の使い方
「無下にできない」は、「せっかくの商談を無下にできない」「相手からの依頼を無下にできない」などと使われます。
「無下+に+できない」で成り立っている語で、「無下」は「ものごとを捨てて顧みず、台無しにすること」「素っ気なく冷たい態度を取ること」という意味、「に」は接続助詞、「できない」は可能の動詞「できる」の否定形、「無下にできなに」で「ものごとを捨てて顧みず、台無しにすることはできないこと」「相手に素っ気なく冷たい態度を取ることはできないこと」になります。
「なおざりにできない」とは?
「なおざりにできない」とは、「手を抜いていいかげんな状態にしておけないこと」という意味です。
するべきことをきちんとせず、おろそかにしておけない状態を表します。
「なおざりにできない」の言葉の使い方
「なおざりにできない」は、「受験勉強をなおざりにできない」「練習をなおざりにできなに」などと使われます。
「なおざり+に+できない」で成り立っている語で、「なおざり」は「いいかげんにしておく様子」「本気でない様子」という意味、「に」は接続助詞、「できない」は可能の動詞「できる」の否定形、「なおざりにできない」で「するべいことをせずに、いいかげんにしてはおけないこと」になります。
「無下にできない」と「なおざりにできない」の違い
「無下にできない」は「ものごとを捨てて顧みず、台無しにすることはできないこと」「相手に素っ気なく冷たい態度を取ることはできないこと」です。
「なおざりにできない」は「するべいことをせずに、いいかげんにしてはおけないこと」です。
まとめ
今回は「無下にできない」と「なおざりにできない」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。