この記事では、「ノゴイ」と「ヤマトゴイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ノゴイ」とは?
「ノゴイ(野鯉)」とは、コイ目コイ科コイ亜科コイ属に分類されている淡水魚の「コイ」の中で、日本在来種の野性型を指しています。
「ノゴイ」は琵琶湖や四万十川などにしか生息していないと言われ、絶滅の恐れがあります。
「ノゴイ」の体長は大きいと、60㎝くらいあります。
「コイ(鯉)」は、コイ目コイ科コイ亜科コイ属に属している大型の淡水魚です。
「コイ」は「マゴイ」や「ノゴイ」の別名があります。
英語では、「carp」と表記します。
「コイ」は川や湖、池などの淡水域に生息しています。
野生の「コイ」は体高が低く、細身で、動きが速いです。
一方、養殖の「コイ」は、体高が高く、動きはゆっくりです。
食性は雑食性で、何でも食べます。
「コイ」には口ひげがあり、この器官で匂いや味を感じています。
また、「コイ」は口の中ではなく、喉に咽頭歯という歯があります。
そして、「コイ」は春から初夏にかけて産卵します。
一度に産む卵の数は20万〜60万個くらいです。
稚魚は水草で育ち、5日ほどで孵化します。
「ヤマトゴイ」とは?
「ヤマトゴイ」とは、コイ目コイ科コイ亜科コイ属に属している淡水魚の「コイ」の中で、外来種の養殖型を表しています。
「ヤマトゴイ」の体長は40㎝〜80㎝くらいです。
「ノゴイ」と「ヤマトゴイ」の違い
「ノゴイ」と「ヤマトゴイ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ノゴイ」は在来種の野生型で、「ヤマトゴイ」は外来種の養殖(飼育)型になります。
また、「ノゴイ」は「ヤマトゴイ」よりも体が細く、体高が低いです。
「ノゴイ」と「ヤマトゴイ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「ノゴイ」と「ヤマトゴイ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「ノゴイ」と「ヤマトゴイ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。