この記事では、「精通」と「通暁」の違いを分かりやすく説明していきます。
「精通」とは?
精通は、せいつうと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、詳しいや念入りに手を加えるといった意味を持っている精の漢字に、届くとか突き抜ける等の意味を持っている通の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ精通は、ある事柄について非常に詳しく知っている事を表すのです。
要するに特定の物事に対する知識が豊富だったり、理解力が長けている様子を、この言葉で表現したりします。
「通暁」とは?
通暁は、つうぎょうと読むべき言葉です。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、つうじるや道が出来る等の意味の通の漢字に、はっきりするとか悟る、夜明けといった意味がある暁の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から通暁は、特定の物事に関してとても詳しく知っている事を示すのです。
他にも、夜を通じて明け方に至るという意味の言葉としても用いられています。
「精通」と「通暁」の違い
精通と通暁の漢字表記を見比べてみると、精と暁という漢字の違いがある事に気付けるものです。
所が通の漢字は共通するだけでなく、どちらもある物事に関して詳しく知っている、という同じ意味を所有している言葉同士となっています。
そのため同じ場面で同じ様に使用する言葉であるため、混同する恐れは十分にあるのです。
とはいえ同じ意味でも使用頻度に大きな差があり、通暁の方は滅多に使用されない言葉となっています。
なので迷ったら、精通を使った方が相手にも意味が理解し易いと言えるのです。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、特定の事柄をとても詳しく知っている、という同じ意味を指し示す言葉となっています。
お陰で同じ場面で同じ様に利用出来る言葉同士であるため、どちらの言葉を選ぶべきかで迷う人も珍しくありません。
ただし使われる頻度には大きな違いがあり、通暁は使用頻度がかなり低い言葉です。
故に精通の言葉を用いた方が、相手に意味が通じ易いという面があります。
