この記事では、「ポンコツ」と「天然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ポンコツ」とは?
「ポンコツ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「機械が古くなったり、故障したりして不具合があること」という意味です。
2つ目は転じて、「間抜けで役に立たない人」という意味です。
「ポンコツ」の言葉の使い方
「ポンコツ」は名詞・形容動詞として「ポンコツだ・である」「ポンコツ人間」などと使われます。
語源は、「ポン」「コツ」で、「げんこつで殴った時の音」を表す擬音語です。
ここから「ハンマーで打つ音」を表す様になり、古くなった自動車を解体する時に、ハンマーで打ち付ける音と結び付けられ、「廃車=ポンコツ車」として使われる様になりました。
次第に転じて「古くて壊れそうなもの」を表す語になり、「間抜けで役立たずの人」という意味になったのです。
「天然」とは?
「天然」は「てんねん」と読み、意味は以下の通りです。
「自然のままで、人の手が加わっていない様子」という意味です。
2つ目は「生まれつき備わっているもの」という意味です。
3つ目は「自覚せずにとぼけた言動をする人」という意味です。
「天然」の言葉の使い方
「天然」は名詞・形容動詞として「天然だ・である」「天然水」などと使われます。
「天」は「大空」「自然界」という意味、「然」は「しか(り)」とも読み「そうなっている」「そのとおり」という意味、「天然」で「自然のとおり」になります。
人に対して使う場合、お笑い用語「天然ボケ」の略で、「ボケ」は「とぼける」が変化した語、「天然ボケ」で「生まれつきのとぼける性質」になります。
「ポンコツ」と「天然」の違い
「ポンコツ」は「機械が古くなったり、故障したりして不具合があること」、転じて「間抜けで役に立たない人」です。
「天然」は「自然のままで、人の手が加わっていない様子」、転じて「生まれつきのとぼける性質」です。
まとめ
今回は「ポンコツ」と「天然」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。