この記事では、「インフラ」と「産業基盤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インフラ」とは?
生活や産業の基盤となる設備や施設のことです。
水道や電気などのライフラインや、道路や鉄道などの交通機関、学校や病院等の公共施設などがインフラにあたります。
インフラは社会全体が共有して利用するものであり、個人ではなかなか整備できないものが多いため、政府や公共機関が責任を持って建設や管理を実施することが多いと考えられます。
インフラは一度整備されれば終わりではなく、その後も機能が損なわれないように維持や更新を実施する必要があります。
「産業基盤」とは?
産業の育成や発展にとって不可欠な施設のことです。
産業用地や用水、工業用エネルギー、港湾や空港などの物流施設、技術開発や産業訓練のための機関などが産業基盤にあたります。
産業基盤は、産業の生産性や競争力を高めるために必要なものであり、産業の多様化や商品への付加価値創造などにも寄与します。
「インフラ」と「産業基盤」の違い
「インフラ」と「産業基盤」の違いを、分かりやすく解説します。
「インフラ」とは、生活や産業の基盤となる設備や施設の総称です。
水道や電気、道路や鉄道、学校や病院などがインフラにあたります。
その一方で、「産業基盤」とは、産業活動を支える設備や施設のことです。
工業用地や港湾、発電所やガス管などが産業基盤にあたります。
「インフラ」の例文
・『インターネットは、現代社会における重要なインフラの一つである』
・『地震によってインフラが大きな被害を受けたため、水道や電気が使えなくなった』
「産業基盤」の例文
・『鉄鋼業は日本の産業基盤を支える基幹産業である』
・『産業基盤の整備には多額の投資が必要であるが、将来的には高い収益をもたらすと期待される』
まとめ
「インフラ」と「産業基盤」は似ている言葉ですが、違いは「インフラ」が生活や産業の両方をカバーする広い概念であるのに対し、「産業基盤」が産業活動に特化した狭い概念であるということです。
