この記事では、「パワハラ」と「注意」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パワハラ」とは?
「パワハラ」とは、「会社や組織などで、目上の者が立場を利用して、目下の者に精神的・身体的な嫌がらせをすること」という意味です。
職場で上司が部下に対して、無理な仕事押し付けたり、過剰な叱り方をしたり、嫌がることをわざと言い、部下を精神的に追い詰める行為のことで、大きな社会問題となっています。
「パワハラ」の言葉の使い方
「パワハラ」はビジネス用語として使われます。
「パワーハラスメント」の略で、「パワー」は英語の「power」で「力」「圧力」という意味、「ハラスメント」は英語の「harassment」で「嫌がらせ」という意味、「パワーハラスメント」で「職場での圧力による嫌がらせ」になります。
ただし、和製英語で、海外では「abuse of authority(職権乱用)」「bullying(いじめ)」と言います。
「注意」とは?
「注意」は「ちゅうい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あることに気をつけること」という意味です。
2つ目は、「悪いことが起きない様に警戒すること」という意味です。
3つ目は「あることに対して気を付けるように、他の人から忠告すること」という意味です。
4つ目は「心理学用語で、あるひとつの事柄に意識を集中させる心の働き」という意味です。
「注意」の言葉の使い方
「注意」は名詞として「注意する・した」「注意される」「注意散漫」などと使われます。
「注」は「そそ(ぐ)」とも読み「流し込む」「ひとつ所に集中させる」という意味、「意」は「心の中の思い」「気持ち」「考え」という意味、「注意」で「気持ちをひとつ所に集中させる」になり、転じて「他の人から気を付ける様に忠告すること」という意味で使われます。
「注意」の場合、圧力をかけたり、嫌がらせする意味は含まれません。
「パワハラ」と「注意」の違い
「パワハラ」は「職場での立場を利用して、上の者が下のものに嫌がらせをすること」です。
「注意」は「気持ちをひとつ所に集中させる」、転じて「他の人から気を付ける様に忠告すること、圧力をかけたり、嫌がらせする意味は含まれない」です。
まとめ
今回は「パワハラ」と「注意」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
