この記事では、「参考にさせていただきます」と「お手本とさせていただきます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「参考にさせていただきます」とは?
「参考にさせていただきます」の「参考」には、何かを行なう際に他人の意見や事例、資料などを引き合わせ自分が行うことの手掛かりにすること、また、その材料といった意味があります。
つまり、「参考にさせていただきます」とは、相手に対し、相手の意見や事例、資料などを自分の考えを決める手掛かりにさせてもらうといった声掛けになります。
「させていただきます」と丁寧な言葉を用いていますが、「参考にさせていただきます」は目上の人に使用できないため注意が必要です。
「お手本とさせていただきます」とは?
「お手本とさせていただきます」の「手本」とは、習う人の模範となるもの。
見習うべき物事を意味します。
つまり、「お手本とさせていただきます」とは、模範とさせてもらう、見習わせてもらう、といったことを相手に伝える言葉になります。
「お手本」の場合、そのものが優れているといった意味になるため、目上の人に対し問題なく使用することができる言葉になります。
「参考にさせていただきます」と「お手本とさせていただきます」の違い
「参考にさせていただきます」と「お手本とさせていただきます」の違いを、分かりやすく解説します。
「参考にさせていただきます」は、相手の意見や事例、資料などを自分の考えを決める手掛かりにさせてもらうこと。
「お手本とさせていただきます」は、模範とさせてもらう、見習わせてもらう、ことを意味します。
手掛かりにするのか。
見習うのか。
といった違いがあり、それに伴い、目上の人に対し使用可能なのは「お手本とさせていただきます」となります。
「参考にさせていただきます」の例文
・『今後の参考にさせていただきます』
・『今回の結果を参考にさせていただきます』
「お手本とさせていただきます」の例文
・『貴重なご意見をありがとうございました、お手本とさせていただきます』
・『先輩のテンプレートをお手本とさせていただきます』
まとめ
以上のように、手掛かりにするのか。
見習うのか。
といった違いのある2つの言葉になります。