この記事では、「ご名答」と「ご明察」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご名答」とは?
「ご名答」は「ごめいとう」と読みます。
意味は、「相手の答えを優れたもの、素晴らしいものとうやまって言う語」です。
相手が出した答えについて、正しい・間違っているということではなく、「素晴らしい解答である」とほめたたえることを表します。
「ご名答」の言葉の使い方
「ご名答」はビジネス用語だけではなく、雑学・クイズ用語として「ご名答!」「ご名答です」などと使われます。
「ご」は相手の動作をうやまう接頭辞、「名」は「な」とも読み「人や物の呼び名」「世に知られた名前」「名高い」「すぐれている」という意味、「答」は「こた(え)」とも読み「質問などに返事する」「問題を解いて得た結果」という意味、「ご名答」で「問題を解いて得た結果が優れているとうやまう語」になります。
基本的に、「すばらしい答え」という意味ですが、「見事に正解する」という意味で使われることも多くあります。
「ご明察」とは?
「ご明察」は「ごめいさつ」と読みます。
意味は、「相手の推理や導き出された考えが、優れたもの、素晴らしいものとうやまって言う語」です。
相手があれこれ推し量って出した考えについて、非常に優れていて道理にかなっているとほめたたえることを表します。
「ご明察」の言葉の使い方
「ご明察」はビジネス用語として「ご明察です」「ご明察の通りです」などと使われます。
「ご」は相手の動作をうやまう接頭辞、「明」は「あか(るい)」とも読み「光があってあかるい」「はっきり見える」「事がはっきりしている」という意味、「察」は「調べて明らかにする」「おしはかる」「思いやる」という意味、「ご明察」で「推し量って考えたことがはっきりしているとうやまう語」になります。
こちらも、「はっきりした考え」という意味ですが、「正しい推察」という意味で使われることも多くあります。
「ご名答」と「ご明察」の違い
「ご名答」は「問題を解いて得た結果が優れているとうやまう語」です。
「ご明察」は「推し量って考えたことがはっきりしているとうやまう語」です。
まとめ
今回は「ご名答」と「ご明察」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。