この記事では、“take”と“bring”の違いを分かりやすく説明していきます。
「take」とは?
“take”の主な意味は6つあります。
1つめは手でつかみ取るです。
目の前にミカンがあります。
それを手で握って、手の中に納めました。
この行為がつかみ取るです。
2つめは、手でつかんで移動させるです。
レストランなどに行くと、コートを預かってくれることがあります。
これは、客のコートを手でつかんで、別の場所に移動させているということができます。
こういった行為を意味しています。
人を移動させることについては、連れて行くという意味になります。
3つめは体内に取り込むです。
食物を口にする、飲み物を口にする、薬を摂取するなどをいいます。
これらは、外部にあるものを体の中に取り込む行為です。
4つめは責任を引き受けるです。
当然負わなければならない責め、任務、義務などを責任といいます。
“take”は仕事、非難、申し出などを引き受けることを意味しています。
5つめは感情や見解を受け取るです。
ある人の発言を侮辱と受け取る、賛辞を受け取るなどのことを指しています。
6つめは時間や労力などを必要なものとして受け取るです。
スマホのアプリをダウンロードするには時間がかかります。
この時間はダウンロードに必要なもので、こういった必要な時間を取ることをこの言葉は意味しています。
「take」の使い方
数多くの意味がありますが、どれも自分の領域に入って来たものを引き受ける、つかみ取るという意味が共通しています。
手でつかむ、責任を引き受ける、体内に取り入れるなどの意味で使用する言葉です。
「bring」とは?
“bring”の主な意味は4つあります。
1つめは運んでくる、連れてくるです。
ある場所や人のところに、何かを運んでくる、連れてくることを意味しています。
飲食店で料理を注文すると店員さんが料理を持ってきてくれます。
このような行為が運んでくるです。
2つめは、~する気にさせるです。
彼の言うことを信じる気になれない、といった使い方をします。
人の気持ちをある方向に持っていくことを意味しています。
3つめは状況や出来事をもたらすです。
4つめはある状態に至らせるです。
ある状態になることを指しています。
たとえば、会議を終わりにする、車のエンジンを止めるなどです。
「bring」の使い方
持ってくる、連れてくるという意味で使用をします。
「take」と「bring」の違い
持ってくる、連れてくるという意味が似ていますが、同じことを指しているのではありません。
“take”は、ある人や場所から別のある人や場所へ持っていく、連れていくことをいいます。
“bring”は、ある人や場所へ持ってくる、連れてくることをいいます。
方向が違うのです。
まとめ
持ってくる、連れてくるという意味が似ている2つの言葉ですが、どこからどこに向かっているのかという点に違いがあります。