「原稿」と「草稿」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「原稿」と「草稿」の違いとは?違い

文章を書き記したものを表す言葉には「原稿」「草稿」があります。

この記事では、「原稿」「草稿」の違いを分かりやすく説明していきます。

「原稿」とは?

「原稿」とは印刷や出版するもとになる文章を表す言葉です。

「原稿」は文章以外にも写真や書画に対して使うことも可能です。

「原稿用紙」は文章を書き記す時に使う道具であり、400字詰めのものがよく使われます。

「原稿」は演説や講演などで使われる原案や下書きを表す時にも使われます。

「完成原稿」は完全に仕上げられた「原稿」を表す言葉であり、修正や訂正が終わったものを示すのが特徴です。


「草稿」とは?

「草稿」とは文章などの下書きや草案を表す言葉です。

草案は「草稿」と同じ意味で使われる言葉であり、特に法律や規約の原案や下書きを表す時に使います。

この言葉に使われている「稿」は下書きや詩の原案や植物のわらを表す意味の漢字です。

「草稿」はあくまでも下書きであり、これを基にして修正を加えたり訂正することで完成に近づけます。

「草稿」の類義語には「歌稿(かこう)」があり、こちらは詩の下書きを表す時に使います。


「原稿」と「草稿」の違い

この2つはどちらも文章などの下書きを表す言葉です。

「草稿」よりも「原稿」の方が一般的に使われる言葉であり、文章以外にも漫画の下書きにも使われています。

「原稿」の例文

・『原稿の締め切りまであと3日なので、大急ぎで仕上げを完成させました』
・『完成した原稿に大きなミスがあったので、編集に連絡しました』

「草稿」の例文

・『その草稿には様々なアイデアが取り入られており、とても勉強になりました』
・『蔵には草稿や草案が多く残っており、文化的な価値があります』

まとめ

「原稿」「草稿」は文章などの下書きを表す言葉です。

「原稿」は文章以外にも写真や書画、漫画などの下書きにも使うことが可能です。

「草稿」の類義語である「草案」は規範や法律の下書きを表す時に使います。

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