この記事では、「一望千里」と「一望千頃」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一望千里」とは?
広々としていて眺めが良いことをいいます。
一目で遠くまで見渡せるようなところを例えた四字熟語です。
一望千里と書いて「いちぼうせんり」と読みます。
一望千里の「一望」は一目で全体の景色などを見渡せることをいい、見渡す限りという意味になります。
「千里」の「里」は長さを表す単位で、一里は約4kmのことです。
千里というと、長い道のりとか遥かかなたといった意味があります。
「一望千頃」とは?
広々としていて見晴らしが良いことをいいます。
一望千頃と書いて「いちぼうせんけい」と読みます。
一望千頃は「一望」と「千頃」を組み合わせた四字熟語で、「一望」は一目で全体の景色などを見渡せることをいいます。
「千頃」の「頃」は面積を表す単位です。
「千頃」は広々としたところを表しています。
「一望千里」と「一望千頃」の違い
どちらも、広々としていて眺めが良いことを表す四字熟語です。
一望千里の「里」は長さを表す単位で、一望千頃の「頃」は面積を表す単位になります。
千里も千頃も広々としていることを表しており、一望千里と一望千頃の意味にはほとんど違いがありません。
「一望千里」の例文
・『この山の上からの眺めはまさに一望千里だ』
・『一望千里の美しい紅葉を見ることができた』
・『地元の街並みを見渡せる一望千里のロケーションが気に入っている』
「一望千頃」の例文
・『このタワーマンションの魅力は何といっても一望千頃の眺望だ』
・『のどかな一望千頃の田園風景を眺めていると心が穏やかになってくる』
・『眼下に青い海が広がる一望千頃のロケーションにあるホテルだ』
まとめ
一望千里も一望千頃も、広々していて見晴らしがよいことをいいます。
一望千里の「里」は長さを表す単位で一望千頃の「頃」は面積を表す単位ですが、その意味に違いはほとんどありません。