この記事では、「粗い」と「荒い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「粗い」とは?
物事がとても細かい部分にまで行き届いてない状態を「粗い」【あらい】といいます。
きめ細かさに意識して物事に挑むのではなく、大雑把に行動するため物が壊れてしまったり、失敗する場合が多いのです。
元々は、隙間だらけであったり、網目が大きいのでそこから獲物が逃げてしまうところから失敗に終わってしまいます。
また、粒が大きいので手触りが悪いといった意味でも使われている言葉です。
「荒い」とは?
人よりも性格が大雑把で乱暴なことを「荒い」【あらい】といいます。
「彼氏の性格は荒い」といかに暴力的な人か表す言葉です。
普通の人であれば感情をうまく抑えて付き合えますが、「荒い人」はすぐ怒りや苛立ちが行動や言葉となって表れてしまいます。
その苛立ちが限度を超えてしまい、抑制できず暴れ狂うといった行動を見せるのです。
「粗い」と「荒い」の違い
ここでは「粗い」と「荒い」の違いを、分かりやすく解説します。
隙間があるため物が通り過ぎてしまって困るものを「粗い」といいます。
織り方や編み目が雑で隙間が見えるものや、手触りがざらっとして良くないものを指す言葉です。
もう一方の「荒い」は性格が凶暴であったり、言葉の使い方が悪い人を指します。
落ち着きがなく、激しい動きはときに人を打ったり蹴るなどの暴力行為となって表れるのです。
「粗い」の例文
・『粗い目の網で焼くと下にカスが落ちてしまい、焦げてしまう』
・『手触りが粗い目のものをずっと触っていると皮膚が擦れてしまった』
「荒い」の例文
・『10歳年上の彼氏は荒い性格で、すぐ切れて大声を出す』
・『美人なのに姉が結婚できないのは、荒い性格が災いしている』
まとめ
同じ読み方する言葉ではありますが、どのように使えばいいか学び、どのような物を指すかうまく表してみるといいでしょう。