この記事では、「腐る」と「腐敗」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「腐る」とは?
食べ物が賞味期限を過ぎたので臭くなったり、色が黒ずむことを「腐る」【くさる】といいます。
「腐る」原因には細菌が増えていき、魚や肉が分解することで味や形、色が変わるのです。
このようなところから、人間では組織が崩れていく状態を指します。
このような意味からインターネットのスラングでは男性が同性を愛し、女性に目を向けなくなることを「腐る」という言い方をする言葉です。
「腐敗」とは?
食べ物が腐って劣化すると酷い悪臭を放ち、気分が悪くなる状態を「腐敗」【ふはい】といいます。
このような意味から普通の暮らしができず、酒や博打といった堕落した生活を送る人の生き方を「腐敗した人生」というのです。
たいていは人を騙してお金を奪い取ったり、平気で捨てて裏切るといった悪徳がはびこる行為しても平然としている人を指します。
「腐る」と「腐敗」の違い
ここでは「腐る」と「腐敗」の違いを、分かりやすく解説します。
食べ物が劣化して悪臭を放つことを「腐る」といいます。
このようなところから、「お前と目が合っただけで腐る」といった使い方して、いかに相手を嫌っているか伝えられるのです。
もう一方の「腐敗」は、食中毒の原因ともなる状態の食べ物であると伝えます。
「腐る」よりもかなり腐った状態が進み、朽ち果てるまで酷い状態になったことを表す言葉です。
ここから法の力で国民を脅かす問題が起きないよう「腐敗防止対策」します。
「腐る」の例文
・『車に置きっぱなしにした桃がすべて腐る』
・『嫌いな男性に見られただけで目が腐る』
「腐敗」の例文
・『釣ってきた魚が腐ると家中に強烈な腐敗臭が漂った』
・『腐敗した政治の世界に立ち向かう彼の姿が頼もしい』
まとめ
「腐」を使った言葉であり、意味も似ています。
ただ、食べ物が劣化するだけではなく、また違う意味でも使われていますので、どのように使えばいいか目を向けてみるといいでしょう。
