「不即不離」と「つかずはなれず」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「不即不離」と「つかずはなれず」の違いとは?違い

この記事では、「不即不離」「つかずはなれず」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「不即不離」とは?

互いの独特な考え方や自立心を尊重しながら生きることを「不即不離」【ふそくふり】といいます。

近づかないという意味がある「不即」と、離れないといった意味合いがある「不離」をかけ合わせた言葉となり、ときに離れて距離を置き、相手が自由に行動ができるように考えて、やるべきときは共に行動して物ごとに取り組むのです。

この関係性としては、深く相手を干渉せず、適度に会う関係性を考えて行動します。


「つかずはなれず」とは?

完全に距離を置いて離れてしまうのではなく、一緒にいるときと離れる微妙な関係性を築くのが「つかずはなれず」です。

どうも関係性がはっきりせず、中途半端でよく分からない関係性を指します。

例えば、四六時中一緒にいるのは精神的に負担がかかりますが、少しの間距離を保ち、また行動を同じようにするといった中立的な関係性であれば喧嘩せず、お互いに良い状態を保てるといった意味がある言葉です。


「不即不離」と「つかずはなれず」の違い

「不即不離」「つかずはなれず」の違いを、分かりやすく解説します。

2人はいつも一緒にいるのではなく、完全に離れもせず、かといってつきもせずにいる関係性を「不即不離」といいます。

お互いの独自性を重んじながらうまく生きる様を強く表す言葉です。

もう一方の「つかずはなれず」は、離れすぎず、近くに寄り過ぎないというほど良い関係性を保って行動するという意味で使われています。

一定の距離を保ちつつ、ときに干渉し合ったり、離れて自由に行動するちょうど良い関係性を築くのです。

「不即不離」の例文

・『取引先とは不即不離を保って仕事しているので、問題は起きない』
・『不即不離の関係性で付き合う弟とは深入りし過ぎないのがいい』

「つかずはなれず」の例文

・『姉と妹は深入りしないように、つかずはなれずで付き合う』
・『つかずはなれずの師匠と弟子は喧嘩もせず、うまく付き合っている』

まとめ

ほとんど同じ意味を持つ言葉にはなりますが、使い方が少し異なります。

どのように使えば言葉の意味をうまく伝えられるかに目を向けてみるといいでしょう。

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