「ポインセチア」と「シクラメン」は双方とも「寒い時期に楽しめる花」として有名ですが、特徴などが異なるので区別して捉える必要があります。
この記事では、「ポインセチア」と「シクラメン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ポインセチア」とは?
「ポインセチア」はトウダイグサ科トウダイグサ属に分類される植物です。
赤と緑のコントラストが印象的で、「クリスマスフラワー」とも呼ばれています。
なお、花びらのように見える部分は「苞」という葉の一部で、苞の中央部に集合している小さな粒が花に該当します。
「ポインセチア」は赤色が一般的ですが、ピンク色や白色、黄色、斑入りなど様々な種類があります。
「シクラメン」とは?
「シクラメン」はサクラソウ科シクラメン属に分類される植物で、茎の上に蝶々のようなヒラヒラとした花を咲かせるのが特徴的です。
「シクラメン」の根を豚の餌に使っていたことから「豚の饅頭」と呼ばれたり、花びらの特徴を表して「かがり火花」と呼ばれたりすることもあります。
「シクラメン」の花はピンク色や白色がポピュラーですが、赤色や紫色、青色なども流通しています。
なお、「シクラメン」は「シ」や「ク」といった文字が「死」「苦」を連想させることから縁起が悪いとされ、お見舞いに適さない植物として知られています。
「ポインセチア」と「シクラメン」の違い
「ポインセチア」と「シクラメン」の違いを分かりやすく解説します。
「ポインセチア」は花びらのように見える苞が特徴的で、色づく時期は「10月頃から3月頃」とされています。
定番は赤色ですが、ピンク色や白色など様々な色が販売されています。
一方、「シクラメン」はサクラソウ科シクラメン属に属する植物で、開花時期は「10月から5月頃」となっています。
茎の上に蝶々をイメージするヒラヒラとした花を咲かせることが印象的で、花色はピンク色や白色のほか、赤色や紫色、青色なども出回っています。
まとめ
「ポインセチア」と「シクラメン」はどちらも冬季に見頃を迎える植物ですが、花の特徴などに違いがあります。
また、「シクラメン」は縁起の良くない植物とされていることにも留意しましょう。
二つの違いを理解して、植物に関する言葉の知識を深めてください。
