この記事では、「水車」と「風車」の違いを分かりやすく説明していきます。
「水車」とは?
水の流れる力を受け、水の力によって羽根車が周り、それによって機械的動力を得る装置のことです。
現在日本で行われているところは少ないのですが、精米や製粉に利用されています。
また、水力発電にも用いられています。
水力発電に用いられている「水車」には、フランシス水車、ペルトン水車、カプラン水車、バルブ水車などがあります。
どれも水の流れる力を利用したものですが、羽の形や大きさなどが異なります。
「水車」が高いところから落ちてくる水や、勢いよく流れる水を受けると、回転をします。
それをエネルギーにしています。
また、「水車」には、農業用の水を田に送り込む装置という意味もあります。
「風車」とは?
風を受けて回転する装置のことです。
風を受けることで羽根車が回転し、それによって動力を得る装置を指します。
製粉や風時計などに使われます。
また、電力を得るためにも使用されています。
「風車」は、風を受けると羽根車が回転します。
回転したエネルギーは発電機に伝えられ、回転したエネルギーが発電機で電気に変換されます。
発電に利用するためには、風が常に吹いているようなところに「風車」を設置しなければなりません。
設置される場所は地上とは限らず、海にも設置されます。
地上では山間部や海岸沿いに設置されることが多いです。
海に設置されているものは、波の力を利用しているのではなく、海上に吹く風の力を利用しています。
「水車」と「風車」の違い
「水車」と「風車」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも羽を持っている点は同じです。
違いは、何の力によって羽が回転するかです。
「水車」は水の力によって羽が回転し、「風車」は風の力によって羽が回転します。
どちらも製粉や発電に利用されています。
まとめ
2つの違いは何の力を受けて羽が回転するかです。