この記事では、“labor”と“worker”の違いを分かりやすく説明していきます。
「labor」とは?
“labor”には名詞と動詞の意味があります。
名詞の主な意味は3つです。
1つめは、労働、労働者です。
労働には働くという意味があります。
働き方には、体を動かすものと、頭を働かせるものとがありますが、“labor”は主に肉体を使って働くことを指しています。
労働者という意味は、経営者に対しての言葉です。
企業の運営や意思決定などをする者に対して、それが決めたことを実際に行う者を指しています。
2つめは労働党です。
主に英国での使われ方になります。
3つめは苦労、骨折りです。
精神的・肉体的に力を出し切り、苦しい思いをすることをいいます。
動詞の主な意味は3つあります。
1つめは労働するです。
肉体を使って働くことを指しています。
2つめは苦労する、骨折るです。
精神的・肉体的に力を出し切ることを意味しています。
3つめは人や車などが苦労してのぼるです。
急な斜面を人が登って移動するとき、体力的につらく感じます。
この状態を苦労してのぼるといいます。
「labor」の使い方
もともとの意味は仕事で、労働、労働するという意味で使用をします。
労働には苦労が伴うことがあります。
“labor”は苦労、苦労するという意味でも使用します。
名詞として使うときには、苦労、骨折りの意味以外では数えられないものとして扱います。
「worker」とは?
“worker”の主な意味は4つあります。
1つめは、仕事をする人です。
何かを成し遂げる行為をする人を指しています。
何かとは、生計を立てるための行為や勉強などのことです。
また、特定の分野で働く人の意味もあり、他の語を伴って農場労働者、パートタイマーなどのこともいいます。
2つめは、働きバチ、働きアリです。
ハチやアリの社会には、ワーカーと呼ばれる存在がいます。
女王でないものをこう呼びます。
3つめは職人です。
貴金属や工芸品などを作るものを指しています。
4つめは電鋳版です。
「worker」の使い方
働く人という意味で使用をします。
“worker”が意味する働く人とは、生計を立てるための行為をする人だけでなく、勉強する人のことも指しています。
“worker”は名詞で、数えられるものとして扱います。
「labor」と「worker」の違い
2つの言葉は働く人という意味が似ていますが、やや意味合いが異なります。
“labor”は肉体的な仕事や経営者に対しての労働者のことです。
“worker”は肉体的な、経営者に対してのという意味は含まれておらず、生計を立てるための仕事や勉強をする人のことを指しています。
また品詞も違い、“labor”は名詞・動詞、“worker”は名詞です。
まとめ
働く人という意味が似ている2つの言葉ですが、どういった働き方をする人なのかという点が違います。
また品詞にも違いがあります。