「身から出た錆」と「自業自得」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「身から出た錆」と「自業自得」の違いとは?違い

この記事では、「身から出た錆」「自業自得」の違いを分かりやすく説明していきます。

「身から出た錆」とは?

身から出た錆とは、自分自身の行いや過ちのせいで後から自分自身が苦しむことをいいます。

身から出た錆の「身」は刀の鞘におさまっている刀身のことを指していて、手入れをしないでいると錆びが出ていざという時に使いものにならず命を落とすことになるという意味のことわざです。

錆びは刀そのものをボロボロにしてしまいます。

それを自分の悪行によって苦しむことに例えているのです。


「自業自得」とは?

自業自得とは、自分が行ったことの報いを受けるという意味の四字熟語です。

元々は仏教用語で、「業」は行いのことを表していました。

「自得」は自分自身で受けることを表しています。

自業自得というと現在は悪い意味で使われていますが、本来は良い意味でも使われる言葉です。

良い行いをして良い結果につながる場合に使ってもいいのですが、現在は悪い意味で使うことが多いので不快に感じる人もいます。

そのため良い意味で使う場合には注意が必要です。


「身から出た錆」と「自業自得」の違い

身から出た錆は自分の行いや過ちのせいで苦しむことをいい、自業自得は自分の行いの報いを受けることをいいます。

身から出た錆は悪い意味で使われますが、自業自得は良い意味でも悪い意味でも使われます。

ただし、自業自得も悪い意味で使うことが多く、良い意味で使う時は注意が必要です。

「身から出た錆び」の例文

・『夜更かしして寝坊し遅刻したなんて身から出た錆びだ』
・『いつもいじめていた子から反撃されたのは身から出た錆びというほかない』

「自業自得」の例文

・『練習せずにピアノの発表会で失敗したのは自業自得だ』
・『借金が膨らんで今更泣きついてきても自業自得だ』

まとめ

身から出た錆びは自分の行いや過ちによって苦しむことで、自業自得は自分の行いの報いを受けることです。

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