ビジネスの現場においては、毎日が敬語との戦いです。
相手がお客様であっても、先輩であっても、場合によっては同僚であっても、敬語を使う必要があることが頻繁にあります。
そんな中で、相手の会社のことを指すときに使うのが「貴社」とか「御社」、「貴行」や「御行」という表現です。
それでは、この「貴社」とはどういう意味でしょうか。
また、「貴行」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「貴社」と「貴行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「貴社」とは?
「貴社」とは、いうまでもなく、一般的に相手の会社のことを表す敬語であり、意味としては「あなたの会社」となります。
書き言葉の中で使われることが多く、話し言葉では「御社」の方がポピュラーです。
「貴行」とは?
「貴行」とは、いうまでもなく、一般的に相手が所属する銀行のことを表す敬語であり、意味としては「あなたの銀行」となります。
やはり、フォーマルな文章の中で使われることが多く、一般的には「御行」の方がポピュラーな言い方です。
「貴社」と「貴行」の違い
「貴社」と「貴行」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、あなたの会社という意味で使われる敬語表現であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、すでに説明してきたように、相手の会社が銀行ならば「貴行」であり、それ以外の一般的な会社なら「貴社」ということになります。
「貴社」の例文
・『貴社が販売している製品はとても評判がいいです』
・『貴社のスローガンには感服しました』
「貴行」の例文
・『貴行の品川支店に口座を持っております』
・『「貴行」という表現は極めて限定された会社にしか使いません』
まとめ
この記事では、「貴社」と「貴行」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。
