この記事では、「融資」と「融通」の違いを分かりやすく説明していきます。
「融資」とは?
「融資」とは金銭をやりくりして繰り合わせることです。
現在では多くの場合お金が必要という人に対して、その人が後日返すことを前提に銀行などのお金を貸す企業がお金を渡すことを指します。
融資の資は資金の資であり金銭以外のものに都合をつけて貸すことは融資とは言いません。
また簡単に言ってしまえばお金の貸し借りが融資ですが、借りる側も貸す側も使える言葉です。
「融通」とは?
「融通」とは金品をやりくりして繰り合わせることです。
お金だけでなく物に関しても余っている場所から不足している場所に都合をつけて渡すことも含みます。
企業や国などの組織によって物資をやりくりするだけでなく、個人間での貸し借りについても使われる言葉です。
またお金や物だけでなく、その場に応じて臨機応変に対処するという意味でも、お金や物のやり取りを指す意味ほどではありませんが使われることもあります。
「融資」と「融通」の違い
「融資」と「融通」の違いを、分かりやすく解説します。
お金を都合して貸し借りすることが「融資」で、お金や物品を都合することが「融通」です。
「融資」は企業のような組織がお金を貸すことに使われ個人間での貸し借りでは一般的に使われない言葉ですが、「融通」は組織や国家間でのやり取りにも個人間での貸し借りにも使われます。
「融資」の例文
・『銀行から融資を受ける』
・『国の機関が個人事業主に融資する』
「融通」の例文
・『食糧難の隣国に食糧を融通する』
・『他のチームから足りない物資を融通してもらった』
まとめ
「融資」はお金だけを都合することで「融通」はお金だけでなく物に関しても使えるというのが両者の違いになります。
そのため「融資」はお金を「融通」することとも言えるでしょう。
また言葉の使い方としては「融資」は企業や国などの組織がお金を貸すこと、またはそういった相手からお金を借りることについて使われますが、「融通」は個人間での貸し借りも含み幅広く使われる言葉です。
