この記事では、「発散」と「振動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発散」とは?
「発散」は「はっさん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「人やものの内部にたまったものが、一気に外部へ散らばって出ること」という意味です。
2つ目は、「一点から出た光が広がって進むこと」という意味です。
「発散」の言葉の使い方
「発散」は名詞として「発散する・した」「発散させる」などと使われます。
「発」は「矢や弾丸をはなつ」から転じて「外部や世間に向けて出す」「外に現れ出る」「出かける」という意味、「散」は「ち(る)」とも読み「四方にちらばる」「ばらばらになる」という意味、「発散」で「四方にばらばらにあんって外に現れ出ること」になります。
「振動」とは?
「振動」は「しんどう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物が左右に揺れること」という意味です。
2つ目は「あるものが、一つの状態を基準に、周期的に変動すること」という意味です。
「振動」の言葉の使い方
「振動」は名詞として「振動する・した」「振動に耐える」などと使われます。
「振」は「ふ(る)」とも読み「揺れ動く」「ふるえる」「勢いが盛んになる」という意味、「動」は「うご(く)」とも読み「位置や状態が移りかわる」「乱れる」という意味、「振動」で「揺れて安定しない状態になること」になります。
「発散」と「振動」の違い
「発散」は「四方にばらばらにあんって外に現れ出ること」です。
「振動」は「揺れて安定しない状態になること」でうs。
「発散」の例文
「発散」の例文は以下の通りです。
・『汗を吸収して発散させる素材を使用している』
・『自分なりのストレス発散方法を見つける』
「振動」の例文
「振動」の例文は以下の通りです。
・『振り子の振動数を計測する』
・『鼓膜の振動により音が聞こえる』
まとめ
今回は「発散」と「振動」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。