秋になると、近所の家の庭になる柿の木にたくさんの実が成っているのを見るのが季節を感じることに一つになっているという人は多いでしょう、そんな人は、何度か食べたことがある渋柿の味が思い出されることでしょう。
それでは、この「渋い」とはどういう意味でしょうか。
また、「苦い」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「渋い」と「苦い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「渋い」とは?
「渋い」とは、「しぶい」と読み、いうまでもなく「渋い」という味のことを言います。
代表的なものとしては前述のように渋柿、お茶、ワインなどに含まれているタンニンという物質によって「渋い」という感覚がもたらされています。
「苦い」とは?
「苦い」とは、「にがい」と読み、いうまでもなく「苦い」という味のことを言います。
代表的なものとしては、コーヒーに含まれるカフェイン、ゴーヤなどに含まれるモモルデシンなどが「苦い」という感覚を起こすものです。
「渋い」と「苦い」の違い
「渋い」と「苦い」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、味を表す表現としてなんとも言い表せない感覚という部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「渋い」とは舌を麻痺させるような感覚であり、「苦い」とは炭のような焦げたものを口に入れた時の感覚ということになります。
もともと、他の「甘い」とか「辛い」なども含めて、味の表現というのは言葉で説明するのが非常に難しいものなので、当然その違いを説明することも困難です。
「渋い」の例文
・『昔食べた渋い柿の味が今でも記憶に残っています』
・『たまに渋いお茶を時間をかけて飲みたくなる時があります』
「苦い」の例文
・『苦いものを食べると、口がすぼまってしまいます』
・『世の中の苦いものの代表がコーヒーです』
まとめ
この記事では、「渋い」と「苦い」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。