「摂理」と「節理」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「摂理」と「節理」の違いとは?違い

この記事では、「摂理」「節理」の違いを分かりやすく説明していきます。

「摂理」とは?

「摂理」とは自然界の法則です。

草を草食動物が食べてその草食動物を肉食動物が食べてという食物連鎖のような生態系に関するものもあれば、高い所で掴んでいた物を手放すと地面に向かって落下するというような身近な物理法則なども含みます。

自然界の中で摂理に反する現象が起きることは、特殊な実験の成功例などの一部例外を除いてありません。

そのため逆らえないものやあって当然のものというような意味の例えとしても使われます。


「節理」とは?

「節理」とは物事の筋道や道理を指す言葉です。

また筋道と言っても無秩序なものではなく、理路整然としていてきちんと法則性があったり綺麗に整っているものを指します。

また摂理は物事の道理以外にも、岩石の割れ目の呼び方にも使われる言葉です。

マグマが冷えて固まると冷えて縮むのに従い規則正しい割れ目が生じますがこれも節理と呼ばれます。


「摂理」と「節理」の違い

「摂理」「節理」の違いを、分かりやすく解説します。

自然界を支配している逆らえない法則が「摂理」で、物事の道理やマグマが冷えてできた岩石の割れ目が「節理」です。

「摂理」はありとあらゆる法則そのものをまとめて指す言葉ですが、「節理」は道理そのものというよりはそれに沿ったりしたがってできている筋道や割れ目を指します。

「摂理」の例文

・『自然の摂理には逆らえない』
・『生き物がいつか死んでしまうのは逃れられない摂理だ』

「節理」の例文

・『柱状節理の写真を撮る』
・『節理に従った活動を心がけている』

まとめ

読みの音こそセツリで共通していますが、「摂理」は自然界の様々な法則を指しているのに対し、「節理」は道理や筋道や岩石の特殊な割れ目を指す言葉と意味は大きく違います。

特に「節理」は道理や筋道よりも割れ目の方を指して使われることが多いので、実際に「摂理」「節理」を混同する機会は多くないでしょう。

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