この記事では、「思った」と「考えた」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「思った」とは?
自分がこのような結果になるだろうと情緒的に見ることを「思った」【おもった】といいます。
使い方としては、「今日は来ないと思った」と相手がまさか家に来るとは予想していなかったため驚く気持ちを表すのです。
「点検は終わったと思った」と実際とは違う勘違いした自分の恥ずかしさを表す際にも使われています。
このように、現実のものになるだろうと予測していたこととは違う結果に困惑する気持ちを表す言葉です。
「考えた」とは?
理論的な思考を持って結果を予想してみたと伝える言葉が「考えた」【かんがえた】です。
頭の中でこれからどのようになるかおおよそ想像しては物事の成り行きをしっかり考えて相手に伝えます。
「本気で考えた」と物事の中身に目を向けて想像したり、あえて違う目線で何を伝えたいか自分なりに想像するのです。
主に解決する、秘策を自らが頭で考える内容を伝えます。
「思った」と「考えた」の違い
ここでは「思った」と「考えた」の違いを、分かりやすく解説します。
情緒的に物事の結果がどのようになったか自らが思うことを「思った」といいます。
自分が予想していたより高いと思う、前よりも痩せたと感じたと自分が見たことを人に伝えるときに使う言葉です。
もう一方の「考えた」は、難なく問題を解決するため道具を一から頭の中で発想して作るため人が試行錯誤しては人に伝えます。
人の役に立てるよう問題を自分なりに考えて、最適な案が思いついたとき「良い方法を考えた」と人に伝えて安心させるのです。
「思った」の例文
・『姉はすでに妹が事故で死んだことを知っていると思った』
・『高台からこちらに向って手を振る女性は友人かと思った』
「考えた」の例文
・『どのような果物の皮も一瞬で剥ける機械を考えた人は偉い』
・『大人とは異なる目線で問題を考えた小学生の話が面白い』
まとめ
問題が起きたとき、何をどう予想するかに目を向けて、どう使えば意味がうまく伝わるか考えてみるのもいい学習方法となるでしょう。