この記事では、「思わしくない」と「よろしくない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思わしくない」とは?
好ましくない状態という意味です。
たとえば、あるイベントを開催することになったとします。
このイベントは予約制で、参加をしたい人は事前に申し込みが必要です。
しかし、申し込み締め切り日の近くになっても、予定していたほどの申し込みがありません。
これは、イベントを開催する側としては好ましくない状態です。
これを「申し込み状況は思わしくない」といいます。
今度は腰に痛みがあることで説明をします。
痛みはできれば避けたいものです。
湿布を貼ったり、病院で治療を受けたりしているのですが、腰の痛みはよくなりません。
この状態を「腰の状態は思わしくない」などといいます。
「よろしくない」とは?
好ましくない状態、ふさわしくない、差し支えがあるなどの意味です。
「よろしい」を「ない」で打ち消しています。
「よろしい」には、好ましい、差し支えない、ふさわしい、正しいなどいくつもの意味があります。
そのため、「よろしくない」はいくつもの意味にとることができます。
たとえば、革靴が濡れてしまったとします。
革靴を濡れたままにするとカビがはえるなどして、革が傷んでしまいます。
そのため、革靴を濡れたままにするのは「よろしくない」です。
のどがカラカラに乾いているとします。
しかし、トイレにできるだけ行きたくないので、水分摂取を控えています。
これは健康上「よろしくない」です。
「思わしくない」と「よろしくない」の違い
「思わしくない」と「よろしくない」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、好ましくない状態という意味です。
後者にも好ましくない状態という意味がありますが、「よろしい」はいくつもの意味を持っており、後者はふさわしくない、差し支えがあるなどの意味もあります。
まとめ
どちらにも好ましくない状態という意味がありますが、もう一方にはそれ以外の意味もあります。