最近では、以前よりも人と議論をすることが多くなっています。
そんな時に最も重要なのは、相手を打ち負かすということではなく、お互いが納得することでしょう。
そのような結論を目指すためには「客観的」で「論理的」な思考が必要になります。
それでは、この「客観的」とはどういう意味でしょうか。
また、「論理的」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「客観的」と「論理的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「客観的」とは?
「客観的」とは、「きゃっかんてき」と読み、物事を第三者の視点から見て判断するという意味で使われる言葉です。
「論理的」とは?
「論理的」とは、「ろんりてき」と読み、物事を筋道に沿って考えることという意味で使われる言葉です。
「客観的」と「論理的」の違い
「客観的」と「論理的」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、ひとりよがりにならないような考え方や議論の展開の仕方であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、そもそも視点が違うということになります。
それはそれぞれの対義語を考えると容易にイメージすることができます。
すなわち、「客観的」の対義語は「主観的」であり、「論理的」の対義語は「直感的」あるいは「非論理的」になります。
したがって、「客観的」というのは、物事をどの立場から見るかというものであり、「論理的」というのは物事の組み立ての方法ということです。
「客観的」の例文
・『客観的に見れば間違っているということは明白です』
・『客観的な思考が相手を納得させる基本です』
「論理的」の例文
・『論理的に考えれば、これは間違っていることがわかります』
・『論理的な議論の展開によってのみ論理の間違いを指摘することができます』
まとめ
この記事では、「客観的」と「論理的」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。