「不十分」と「不充分」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「不十分」と「不充分」の違いとは?違い

この記事では、「不十分」「不充分」の違いを分かりやすく説明していきます。

「不充分」とは?

不十分とは、十分ではないことをいいます。

十分は満ち足りていて不足のない様子を表す言葉で、不十分は足りないところがあることや完全ではなことを表しています。

不十分と書いて「ふじゅうぶん」と読みます。

よく使われる言葉に「証拠不十分」がありますが、これは証拠が足りないという意味になります。


「不充分」とは?

不充分とは、足りないところがあることや完全ではないことを表す言葉です。

不充分と書いて「ふじゅうぶん」と読み、意味は不十分と同じになります。

充分には「満ち足りている」という意味があり、こちらも十分と意味は同じです。

一般的には不十分と使うことが多いので、不充分という漢字はあまり使われていません。

ただし、漢字が間違っているというわけではなく、不充分も正しい漢字です。


「不十分」と「不充分」の違い

不十分も不充分も「ふじゅうぶん」と読み、意味に違いはありません。

どちらも足りないところがあることや完全ではないことを表しています。

どちらの漢字を使っても大丈夫ですが、不十分を使う方が一般的です。

公文書などでも用いられるのは不十分の方で、不充分を使うことはありません。

なぜ「充」という漢字を使うことがあるのかというと、「じゅうぶん」を漢字で「十分」と書くと時間の単位を表す「10分(じゅっぷん)」と間違えてしまうことがあるからです。

そのため「充」という漢字を当てて充分としています。

それに伴い「ふじゅうぶん」にも「不充分」という漢字を当てるようになりました。

まとめ

足りないところがあることや完全ではないことを表す言葉に「ふじゅうぶん」があり、それを漢字で表したのが「不十分」「不充分」です。

意味に違いはありませんが、一般的に使われているのは「不十分」の方です。

「不充分」は間違いではいものの、あまり使われることはありません。

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