「紆余」と「曲折」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「紆余」と「曲折」の違いとは?違い

この記事では、「紆余」「曲折」の違いを分かりやすく説明していきます。

「紆余」とは?

紆余は、うよと読むべき言葉です。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、まがるとかまとう等の意味を持っている紆の漢字に、必要な分をこえてあまるとか、当面のものから外れてしまった部分といった意味を所有している、余の漢字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から紆余は、うねり曲がっている事を示すのです。

他にも、伸び伸びとしていてゆとりがある、といった意味に用いられます。


「曲折」とは?

曲折は、きょくせつと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、まがるやまげる等といった意味の曲の漢字に、おれるやおる、まがる等といった意味がある、折の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ曲折は、曲がりくねるとか、折れ曲がるといった意味を示すのです。

更に、込み入った事情といった意味にも用いられます。


「紆余」と「曲折」の違い

「紆余」「曲折」の違いを、分かりやすく解説します。

紆余と曲折の漢字表記を比較してみると、全然違う漢字が使用されており、読み方も似てはいません。

所がどちらも、曲がりくねる、といった同じ様な意味を有しているので、混同する恐れは十分にあります。

とはいえ紆余は他にも、伸び伸びとゆとりがある、という意味も示すのです。

もう一方の曲折は、物事が入り組んで変化するといった意味も表します。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字がないだけでなく、読み方もまるで似ていません。

ですがどちらも、うねり曲がるという同じ様な意味があり、紆余曲折という風に組み合わせて熟語としてそういった意味も指し示すので、ごっちゃになる恐れは十分にあるのです。

ただし紆余は、他にも伸び伸びとゆとりがある様子、という意味でも利用されている言葉となっています。

対する曲折は、込み入った事情といった意味の言葉としても、使用可能です。

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