「ブーメラン効果」と「ロケ地効果」はそれぞれどのような効果なのでしょうか。
この記事では、「ブーメラン効果」と「ロケ地効果」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブーメラン効果」とは?
「ブーメラン効果」とは、「物事の影響が主体者に戻ってしまう現象」を表す言葉です。
投擲した本体が弧を描いて投じた人の元に戻ってくる投擲道具を「ブーメラン」といいます。
投げたブーメランが旋回しながら投げた人の元に戻ってくるように、他人に対して施した作用や及ぼした影響が自分のもとに戻ってくる現象を「ブーメラン効果」といいます。
心理学では説得したことにより相手の意見が思っていたのと逆に変化したり応援されると逆にやる気を失ったりといった、本来の予定とは逆効果を発揮する現象を表す言葉です。
経済学では支援した対象が成長しすぎて脅威になってしまうような逆効果を表す言葉として使われており、使う分野によって意味が大きく変化する言葉です。
「ロケ地効果」とは?
「ロケ地効果」とは、「映画やドラマのロケ地として使われたことにより観光客が押し寄せ経済波及効果が生まれる現象」のことです。
ある場所が映画やドラマのロケ地として使われるとロケ地を見てみたい作品のファンが撮影した場所の観光にやってきます。
ロケ地見学に訪れるファンによってもたらされる経済的な影響力を表す言葉が「ロケ地効果」です。
「ブーメラン効果」と「ロケ地効果」の違い
「ブーメラン効果」と「ロケ地効果」の違「ロケ地効果」いを、分かりやすく解説します。
「ブーメラン効果」は他人に対する作用が自分のもと戻ってくる現象を表すのに対し「ロケ地効果」はロケによってもたらされるプラスの効果を表します。
「ブーメラン効果」は基本的にネガティブな意味で使いますが「ロケ地効果」は売上増などポジティブな意味合いで使われる言葉です。
「ブーメラン効果」の例文
・『説得したはずなのにブーメラン効果でこちらの考えが変わってしまった』
・『手厚い支援のブーメラン効果で廃業に追い込まれた』
「ロケ地効果」の例文
・『ロケ地効果で多くの観光客が訪れている』
・『大作映画のロケ地効果は莫大なものになる』
まとめ
「ブーメラン効果」と「ロケ地効果」では効果の内容が全く異なります。
それぞれどんな現象を表す言葉なのか、正しく理解して使いましょう。