「嗚咽」と「吐き気」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「嗚咽」と「吐き気」の違いとは?違い

昭和のスポコンアニメなどでよく出てくるような場面として、主人公がライバルに負けて悔し泣きをしているようなものがあります。

そのような状況を「嗚咽」と言うことがあります。

それでは、この「嗚咽」とはどういう意味でしょうか。

また、「吐き気」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「嗚咽」「吐き気」の違いを分かりやすく説明していきます。

「嗚咽」とは?

「嗚咽」とは、「おえつ」と読み、一般的には声を詰まらせて泣くことを表す言葉です。

一般的な会話で使われることはありませんが、特に昔の文章の中には見つけることができます。


「吐き気」とは?

「吐き気」とは、言うまでもなく、嘔吐したくなるような気持ちの悪さのことを表す言葉です。

「吐くような気持ち」という意味になります。

物理的なもの以外にも、比喩的な意味で「嫌なものを見た時の感情」として使われることもあります。


「嗚咽」と「吐き気」の違い

「嗚咽」「吐き気」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、口を押さえて我慢している状態であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、泣くことを我慢しているのが「嗚咽」であり、嘔吐することを我慢しているのが「吐き気」と言うことになります。

実際には、意味としては全く違う状況を表しているのですが、例えば後ろから見ると同じように見えるというだけです。

したがって、これらの違いを比べるような言葉とは言えません。

「嗚咽」の例文

・『嗚咽を堪えて歩き続けました』
・『嗚咽という表現は現代においてはあまり使われません』

「吐き気」の例文

・『ひどい光景を見て吐き気をもようしました』
・『車酔いがひどくて吐き気が止まりませんでした』

まとめ

この記事では、「嗚咽」「吐き気」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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