この記事では、「人の褌で相撲を取る」と「人の太刀で功名する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「人の褌で相撲を取る」とは?
自分の物ではなく、あえて人が使っている服を貸りて行動した上で利益を掴むことを「人の褌で相撲を取る」【ひとのふんどしですもうをとる】といいます。
うまいこと他人のものを使い、自分の所有物を極力使わずに良い結果を出すのです。
少しこそくな感じはしますが、賢く波に乗る人の動きに合わせれば仕事も順調にいくという意味があります。
「人の太刀で功名する」とは?
他人が使う物を借りて、良い結果を出すことを「人の太刀で功名する」【ひとのたちでこうみょうする】といいます。
他人が使っている太刀をあえて使って仕事で良い成果を出したり、手柄を立てることを指すのです。
また、権力がある人についてはあたかも偉そうに振る舞う小人という意味もあります。
とくに、功績を得るため人の物を使うわけです。
「人の褌で相撲を取る」と「人の太刀で功名する」の違い
「人の褌で相撲を取る」と「人の太刀で功名する」の違いを、分かりやすく解説します。
犠牲にならないようあえて他人のものを使って利益を得ることを「人の褌で相撲を取る」といいます。
うまく利益を出す企業や、個人と一緒に仕事して大きな利益が得られるようにする賢さが見える言葉です。
もう一方の「人の太刀で功名する」は、他人の物で手柄を立てるといった意味で使われています。
この2つの言葉は利益を出すか、手柄を立てるかの違いがあるわけです。
「人の褌で相撲を取る」の例文
・『人が立てた計画内容で仕事するのは、人の褌で相撲を取ると同じだ』
・『人の褌で相撲を取る友人はビルを賃貸にして収入を得る』
「人の太刀で功名する」の例文
・『人の太刀で功名する姉は今や世界で活躍する歌手に成長した』
・『人の太刀で功名する若い店員が多くの客を呼び、店舗を大きくした』
まとめ
人のもので利益をもたらしたり、手柄を立てるなど良い結果をもたらすという意味があることわざです。
何度も使い方を復讐してみれば、使い方が分かるようになるでしょう。
