この記事では、「両手に花」と「両手に旨いもの」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「両手に花」とは?
右と左手に美しい女性がいる状態を「両手に花」【りょうてにはな】といいます。
容姿がきれいな女性を花に例えた言葉であり、両手は左右にいる状況を表す言葉です。
「兄は両手に花で羨ましい」というように、2人の美人に挟まれたところが楽しそうと思う気持ちを伝えます。
このようなところから、自分にとって良いと思うものを1つだけでなく、2つ一緒に得た幸せを感じる様子を表すわけです。
「両手に旨いもの」とは?
左右の手に美味しいものがある状態を「両手に旨いもの」【りょうてにうまいもの】といいます。
どのような食べ物よりも好きなものを指す言葉であり、右手と左手に持っている自分の状態がとても幸せと思うわけです。
それほど食べ物に執着する人が使う言葉であり、好物を両手に持って嬉しい気持ちを表します。
酒好きな人は右手に日本酒を、左手には焼き鳥を持てばとても幸せそうな表情を見せるのです。
「両手に花」と「両手に旨いもの」の違い
「両手に花」と「両手に旨いもの」の違いを、分かりやすく解説します。
美しい梅と桜の花に挟まれているところから羨ましい状態を表すのが「両手に花」といいます。
花は美しい女性という意味があり、きれいな人に挟まれる様子は男性として憧れる気持ちを意味するのです。
もう一方の「両手に旨いもの」は「両手に花」を自分が何よりも好物に例えた言葉であり、2つの好きな物が持てて羨ましい状態を指します。
「両手に花」の例文
・『美しい受付穣に挟まれた両手に花の兄は、鼻の下が伸びていた』
・『きれいな女性が両手に花の彼氏を見た彼女は背中を向けた』
「両手に旨いもの」の例文
・『両手に旨いものを持った彼氏は万遍の笑みを見せた』
・『駄々をこねる子供の両手に旨いものを持たせると泣き止んだ』
まとめ
「両手」は同じことわざではありますが、「花」を「旨いもの」に置き換えられます。
自分の好きなものを両手に持ち、いかに嬉しい気持ちになるか体験してみるのも学べる方法になるでしょう。