この記事では、「旅は道連れ世は情け」と「旅は情け人は心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「旅は道連れ世は情け」とは?
困っている人を助ける人情を持つことが大切という意味がある言葉が「旅は道連れ世は情け」【たびはみちづれよはなさけ】です。
1人で旅するよりも、2人以上で協力しながら目的地を目指した方が心強く、お互いに強い信頼関係で繋がるという意味があります。
喧嘩もせず、仲良く手を取り合いながら歩いて一緒に困難を乗り越える努力して行こうといった意味で使われている言葉です。
「旅は情け人は心」とは?
まったく知らない土地では、人から情けをかけられることに感謝したくなる気持ちを伝える言葉が「旅は情け人は心」【たびはなさけひとはこころ】です。
気持ちの有り方がいかに人同士の付き合いでは大切かを考えさせられる言葉になります。
1人で旅をしていればときに心細くなりますが、そのようなとき温かい声を掛けてくれると心強く感じて前向きに行動ができます。
「旅は道連れ世は情け」と「旅は情け人は心」の違い
ここでは「旅は道連れ世は情け」と「旅は情け人は心」の違いを、分かりやすく解説します。
2人以上で旅するときは相手のことを考えながら行動して、ときに人情をかけてあげるといった意味を持つ言葉が「旅は道連れ世は情け」です。
もう一方の「旅は情け人は心」は人の情けに焦点を当てている言葉であり、知らない土地で声をかけてくれたり、手を貸してもらえるご好意はいかに心強いか分かります。
また、自分にとっても心の有り方がいかに大事かを考えさせられる言葉です。
「旅は道連れ世は情け」の例文
・『夫婦こそ旅は道連れ世は情けを胸に、手を取り合って人生を歩みたい』
・『旅は道連れ世は情けと地元の人が私を旅館に連れて行ってくれた』
「旅は情け人は心」の例文
・『旅館の女将が何かと気にかけてくれて、旅は情け人は心を強く感じた』
・『温かい言葉をかけてくれる地元の人に、旅は情け人は心を感じた』
まとめ
「旅」という字は同じ言葉ですが、「世は情け」か「人は心」に目を向けて、どのような意味で使うかを考えてみるといいでしょう。