この記事では、「辷る」と「滑る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「辷(すべ)る」とは?
「辷る」は「物の表面を滑らかに移動すること」や「表面がなめらかで地面に接するものが暗t寧を失い、自然に動いてしまうこと」、「スリップすること」、「つかもうとした物が支えられないで手をすり抜けること」、「ある地位を保てなくなること」、「調子に乗ったまま、事が思わしくないところにまで至ること」、「余計なことを言ったり、書いたりしてしまうこと」、「試験に落第すること」、「不合格になること」、「ギャグや冗談で笑わせようとして失敗すること」、「そっと位置を移動すること」、「ひそかに退席する」、「位を譲る」、「退位する」と多くの意味を含める言葉です。
「辷る」の使い方
「辷る」は動詞として使われています。
「滑(すべ)る」とは?
「滑る」は先述した「辷る」と同じく物の表面を滑らかに移動すること」や「表面がなめらかで地面に接するものが暗t寧を失い、自然に動いてしまうこと」、「スリップすること」、「つかもうとした物が支えられないで手をすり抜けること」などの意味を表す言葉です。
「滑る」の使い方
「滑る」は動詞として使われています。
「辷る」と「滑る」の違い
結論から述べると、「辷る」と「滑る」は漢字の表記が違うだけで、全く同じ意味を表す同義語です。
細かい違いを見ていくと、「辷る」は日本で作られた漢字、つまり、国字であるため、「滑る」のように音読みがありません。
一方、「滑る」は音読みで「かつ」や「こつ」と読むこともできます。
一般的には「滑る」の表記が用いられています。
「辷る」の例文
・『石ころが斜面を辷る』
「滑る」の例文
・『彼はアイススケートで滑るのが上手かった』
まとめ
「辷る」と「滑る」は漢字の表記が違うだけで、全く同じ意味を表す同義語ということでした。
ただし、「辷る」の表記が用いられるケースはほとんどなく、一般的には「滑る」の表記が用いられています。