この記事では、「舞う」と「散る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「舞う」とは?
「舞う」は「音楽などに合わせて手足を動かし、ゆっくり回ったり、軽やかに移動したりする」、「円形を描くようにして空を飛ぶ」、「空中を漂い動く」、「くるくる回る」、「慌ただしく動き回る」、「畑の作物が枯れる」という意味を含める言葉です。
「舞う」の使い方
「舞う」は動詞として使われています。
「散る」とは?
「散る」は「花や葉などが茎や枝から離れて落ちる」、「まとまっていたものがバラバラになって広がる」、「散り散りに消えてなくなる」、「はれやしこりなどがなくなる」、「にじんで広がる」、「しみて広い範囲に渡る」、「世間に知れ渡る」、「人がいさぎよく死ぬ」など多くの意味が含まれています。
「散る」の使い方
「散る」は動詞として使われています。
「舞う」と「散る」の違い
「舞う」は主に「音楽などに合わせて手足を動かし、ゆっくり回ったり、軽やかに移動したりする」という意味を表す言葉であり、英語では“dance”に相当すると言えるでしょう。
一方、「散る」は「花や葉などが茎や枝から離れて落ちる」、「まとまっていたものがバラバラになって広がる」という意味を表す言葉であり、英語だと“scatter”や“fall”に相当すると言えるでしょう。
「舞う」の例文
・『まるで踊りを舞うように風邪に拭かれた花びらが飛んでいた』
・『もうすぐ、待ちに待ったイベントの日が来るので心が舞う』
・『転んだ拍子に抱えていた書類が手元を離れてしまい宙を舞う』
「散る」の例文
・『花びらが散る様子を描いた風景画に思わず心を奪われてしまった』
・『これは戦場で散る命のもの哀しさを詠んだ和歌だ』
・『彼は勝つために血のにじむような努力をした末に決勝戦で華々しく散った』
まとめ
「舞う」と「散る」はそれぞれ異なる意味を表す言葉ということでした。