学生時代の夏休み前の終業式では、早く帰りたいのにたくさんの挨拶や注意事項などが発表されます。
そんな中で、校長先生の挨拶に必ず出てくるのが「本項生徒として節度ある行動を心がけてください」と言うものです。
それでは、この「節度ある行動」とはどういう意味でしょうか。
また、「常識的な行動」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「節度ある行動」と「常識的な行動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「節度ある行動」とは?
「節度ある行動」とは、文字通り、「節度」と言うものが存在している行動のことです、「節度」とは、「適切な度合い」であり、「行き過ぎない」と言うことになります。
つまり、「節度ある行動」とは、通常の状態から逸脱しない程度の行動ということです。
言外には「休みだからといって羽目を外さないように」という気持ちが込められています。
「常識的な行動」とは?
「常識的な行動」とは、文字通り「常識」というものにしたがって行動という意味で使われます。
「常識」とは、一般的に正しいと考えられていることであり、「常識的な行動」とは、普通と違うことをしないということになります。
「節度ある行動」と「常識的な行動」の違い
「節度ある行動」と「常識的な行動」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、行動に気をつけなければならないとの戒めという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、行動の内容が適切なのが「常識的な行動」であり、行動のレベルが適切なのが、「節度ある行動」ということになります。
「節度ある行動」の例文
・『学生として、節度ある行動を行うように気をつけてください』
・『節度ある行動とは、真面目な行動ということです』
「常識的な行動」の例文
・『旅行に行っても常識的な行動をしてください』
・『常識的な行動とは、みんなが見ていて納得できる行動のことです』
まとめ
この記事では、「節度ある行動」と「常識的な行動」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。