「立ち尽くす」と「佇む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「立ち尽くす」と「佇む」の違いとは?違い

この記事では、「立ち尽くす」「佇む」の違いを分かりやすく説明していきます。

「立ち尽くす」とは?

立ち尽くすとは、身じろぎしないでその場にじっと立ったままでいることをいいます。

困惑したり呆然としたりして立ち尽くす場合もありますし、驚いたり感動したりして立ち尽くすこともあります。

ただ立っているのとは違い、立ったまま動けなくなるような衝撃的な出来事があったことが伺えます。

そして、我を忘れた状態になっていることを表しています。


「佇む」とは?

佇むとは、しばらくその場所にいることやじっと立ったままでいることをいいます。

1つの場所から動かないことを表しており、「森の中に佇む別荘」というように建物に使用することもあります。

また、その辺りから動かずにうろうろすることを佇むと表現したりもします。


「立ち尽くす」と「佇む」の違い

立ち尽くすも佇むも、じっと立っている状況を表す言葉です。

立ち尽くすには呆然としたり感動したりする衝撃的な出来事があり、体が動けない状態になっているというニュアンスが含まれています。

佇むの場合には、体が動けない状態になっているわけではありません。

また、建物に使われることがあるのは佇むの方です。

「立ち尽くす」の例文

・『両親の事故のニュースを聞き彼は呆然と立ち尽くすばかりだった』
・『素晴らしい舞台に感動して立ち尽くしていた』
・『立ち尽くす彼女に何と声をかければいいか分からない』

「佇む」の例文

・『海辺に佇む落ち着いた雰囲気のカフェでお茶を飲んだ』
・『桜の下に佇む女性の顔には見覚えがある』
・『母親らしい人物が子どものそばに佇んでいた』

まとめ

立ち尽くすも佇むもじっと立っていることをいいますが、立ち尽くすには衝撃的なことがあって体が動かない状態になっていることを表しています。

佇むの場合には、そういったニュアンスはありません。

立ち尽くすは人に使われる言葉ですが、佇むは人だけではなく建物にも使います。

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