この記事では、「痛い」と「つらい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「痛い」とは?
身体的に怪我したとき感じることを「痛い」【いたい】といいます。
毎日長時間のデスクワークする従業員にとってずきっと骨に痛みが走るのを堪えつつ仕事するのはとても辛く、痛み止めを塗りながら働くわけです。
ただ、痛みがあるからこそ限界を知り、異常を早く発見できるため治療しようと行動できます。
また、恋愛において好きな人を考えると「胸が痛い」といった使い方もできる言葉です。
「つらい」とは?
精神的に負荷がかかるような出来事が起きたとき「つらい」といいます。
「恋人が去ってつらい」と愛する人を失ったときの精神的な苦しみを平仮名で分かりやすく表すのです。
また、どちらも自分の大切な友人が対立したとき、どちらにつけばいいか選択する状況に悩むとき「つらい立場だ」と自分の感情を表します。
主に、人の苦しむ気持ちを表すときに使われている言葉です。
「痛い」と「つらい」の違い
「痛い」と「つらい」の違いを、分かりやすく解説します。
歯や腕、胃といった身体的に不調をきたしたとき「痛い」といって、周囲へ痛みがあると伝えます。
「傷口が痛い」といった言い方をしてずきっとする痛みで困っている状態を表すのです。
もう一方の「つらい」は精神的な苦痛を感じて、解消できずに悩むときの感情を「つらい」といいます。
とくに、人間関係における悩みを抱えてうまく改善できないとき、その苦しみを表す言葉になるわけです。
「痛い」の例文
・『股の関節が痛いので、整形外科に行って検査した』
・『誰よりも好きな彼女に冷たくされて胸が痛い』
「つらい」の例文
・『仲が良かった同僚と喧嘩して仲直りできずにつらい』
・『夜勤は肉体的にもつらいが、やり終えた後の達成感に浸れる』
まとめ
不調があるときや、気持ちが萎える出来事が起きたときに感じる人の感情を表す言葉を2つ取り上げました。
どういった場面で使えばいいか学習しては、人へ言葉の意味を伝えてみましょう。
