「植える」と「生える」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「植える」と「生える」の違いとは?違い

この記事では、「植える」「生える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「植える」とは?

「植える」とは、草や木など植物を育てるために種子や根を土の中に埋めることをいいます。

「植」は草木を真っすぐにたてる様子から生まれた漢字です。

それから「植える」には、「菌を植える」というように元になるものを他から移して育つようにすることを指す場合もあります。

また、比喩的な表現として思想などを定着させることを「植える」といったりもします。


「生える」とは?

「生える」とは、草木の芽が出たり成長したりすることをいいます。

成長するために人の手を加えることはしていません。

また、髭や歯などが出てくることも「生える」と表現します。

それから動物の角が出てくることも「生える」と呼んでいます。


「植える」と「生える」の違い

「植える」「生える」も草木が育つことに関わる言葉です。

「植える」の場合には、成長するようにと人の手によって植物の根や種子を埋めています。

それに対して「生える」の場合には、人の手は加わっていません。

草木の芽が出たり成長したりすることを「生える」と呼んでいます。

何もしなくても勝手に草が出てくる時には「生える」を使用します。

「植える」の例文

・『子どもが生まれたら自宅の庭に記念樹を植えることにした』
・『この花壇にはチューリップとパンジーの球根を植えようと思う』
・『木を植えることが地球温暖化の防止につながる』

「生える」の例文

・『庭を放っておくとあっという間に雑草が生える』
・『グランドカバーは地表を覆うように生える』
・『親知らずが生えるのは20歳前後といわれている』

まとめ

「植える」「生える」の違いは、人の手が加わっているかどうかにあります。

人の手によって草木が育つように根や種子を地中に埋めるのが「植える」で、人の手は加わらず草木が芽を出したり成長したりするのが「生える」です。

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