色の違いは優劣ではない?
この記事では、「金ごま」と「白ごま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「金ごま」とは?
ほとんどごまの成分、栄養価には差がないと言われますが、脂質が高い事で知られています。
それゆえに焙煎など熱を加えた時には香味とコクは他のごまの追随を許さないと言っていいでしょう。
日本で一躍知名度を上げたのは愛知県半田市拠点の食品メーカー『Mizkan』社の『金のごまだれ』によるものでした。
『金のつぶ納豆』のセールスが好調だったのに続いたものです。
「白ごま」とは?
古くから栽培されており、貴重な国産ごまのなかでもNo. 1の生産量を誇ります。
海外からの輸入品であってもそれは変わらないため、コストパフォーマンスに優れているのは間違いありません。
かつては白と黒しかごまは使われていませんでしたから、「黒ごま」との住み分けで使われていたと言えます。
「金ごま」と比較するとやや脂質は少ないもの、「黒ごま」と比較すれば明確な差があるのは実際に噛んでみると解るはずです。
全てのジャンルで一般的に使われるごまだと言っていいでしょう。
「金ごま」と「白ごま」の違い
「金ごま」と「白ごま」の違いを、分かりやすく解説します。
「金ごま」が大々的に一般市場で目を留められる様になったのは2003年前後であり、それまでは「白ごま」と「黒ごま」で使い分けられていたと言っていいでしょう。
「金ごま」の最大の特徴は脂質が豊富な事であり、脂分があるだけに加熱によって香りの芳醇さを変えられる事です。
弱点といえばその生産量の少なさから希少。
それ故に価格が高くなってしまう事だと言えます。
一方の「白ごま」はほぼ弱点がないと言っていいでしょう。
当然ながら「金ごま」導入以前はその役割を務めていただけにオールマイティに今でも使用可能。
国内生産は微々たるものですがNo. 1。
しかし国外生産量は極めて多いため、コストパフォーマンスに優れているのは間違いありません。
まとめ
「金ごま」近年は生産量が国内外で増えているとはいえ少なく、まだまだ一般的なものだとは言えません。
栄養価的にはほとんど変わらないもの脂質が高く、それが香りと食べた時のコク、旨みに多大な影響を与えていると言えます。
「白ごま」は弱点がなくオールマイティに使えるのが特徴的です。
脂質は少ないもの焙煎、加熱である程度カバーできると言えるでしょう。
コストパフォーマンスに優れているだけに今後「金ごま」の生産量が増えたとしても、そのポジションは取って代わられる事はないはずです。