「攫む」と「掴む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「攫む」と「掴む」の違いとは?違い

この記事では、「攫む」「掴む」の違いを分かりやすく説明していきます。

「攫(つか)む」とは?

「攫む」「手でしっかりと握り持つ」「強くとらえて離さないようにする」「自分のものとする」「手に入る」「人の気持ちなどを自分に引き付け、離さないようにする」「物事の要点などを確実にとらえる」「遊女を呼んで遊興する」「揚げる」「遊女を見受けする」という意味が含まれています。

「攫」という漢字には「つかむ」「わしづかみにする」「さらう」「かすめとる」という意味が含まれています。


「攫む」の使い方

「攫む」は動詞として使われています。


「掴(つか)む」とは?

「掴む」は先述した「攫む」と同じく「手でしっかりと握り持つ」「強くとらえて離さないようにする」「自分のものとする」「手に入る」などの意味を表します。

「掴」という漢字には「つかむ」「にぎる」「たたく」「手のひらで打つ」という意味が含まれています。

「掴む」の使い方

「掴む」は動詞として使われています。

「攫む」と「掴む」の違い

「攫む」「掴む」はどちらも全く同じ意味を表す言葉であり、単に漢字の表記が違うだけです。

ただし、「攫む」と表記されるケースはほぼないに等しく、一般的には「掴む」の表記の方が用いられています。

「攫む」の例文

・『相撲をとっていた力士がお互いのまわしを攫む』
・『最初は些細な口論が攫み合いのケンカに発展した』
・『事件を解決するための糸口を攫む』

「掴む」の例文

・『彼は夢を掴むために血のにじむような努力を重ねてきた』
・『車が近寄ってきたので子どもの腕を掴んで引き寄せた』
・『彼女の演説は見事に大勢の心を掴んだ』

まとめ

「攫む」「掴む」は漢字の表記が違うだけで全く同じ意味を表す言葉ということでした。

ただし、「攫む」の表記が用いられる例はほとんどなく、「掴む」と表記されるケースがほとんどです。

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