「忘れっぽい」と「忘れがち」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「忘れっぽい」と「忘れがち」の違いとは?違い

世の中にはなんでもすぐに無くしてしまう人がいます。

例えば、朝持っていった弁当箱や傘などは帰る時には持っていないことの方が多いという人です。

そんな人のことを「忘れっぽい」とひと括りで呼んだりしますが、それは適切とは言えません。

それでは、この「忘れっぽい」とはどういう意味でしょうか。

また、「忘れがち」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「忘れっぽい」「忘れがち」の違いを分かりやすく説明していきます。

「忘れっぽい」とは?

「忘れっぽい」とは、文字通り、「忘れると言う行為を繰り返す」ような状況、あるいは人のことを指す言葉です。


「忘れがち」とは?

「忘れがち」とは、文字通り、「忘れると言う行為をしてしまう人が多い」と言う状況を表す言葉です。

別の言い方をするなら、話題にしているグループの中でそれを「忘れる」人が最低でも半数以上いると「忘れがち」と言えるかもしれません。


「忘れっぽい」と「忘れがち」の違い

「忘れっぽい」「忘れがち」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、「よく忘れる」ということを言いたいという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、忘れるという状況に関しての性質のことを話題にしているのが「忘れっぽい」であり、頻度や傾向のことを話題にしているのが「忘れがち」ということになります。

つまり、「忘れっぽい」のはその人の「性格」「体質」のようなもののことで、「忘れがち」とは、特定のグループにおいて忘れる人の数が多いということです。

例えば、朝雨が降っていて傘を持っていたが、電車の中に忘れてきたと言う場合には、次の2つの言い方ができます。

一つは「あなたはまた傘を忘れたのですか、忘れっぽいですね」「雨があがった後の傘は忘れがちですね」と言うものです。

「忘れっぽい」の例文

・『あなたの忘れっぽい性格は直した方が良いでしょう』
・『忘れっぽいのは移動する時に慌てることが多いからでしょう』

「忘れがち」の例文

・『よくある名前は忘れがちです』
・『小さなボールペンなどはいろいろなところに忘れがちです』

まとめ

この記事では、「忘れっぽい」「忘れがち」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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