社会人として毎日仕事するに当たって、多くのケースで最も重要な能力だと言われているのが「問題解決能力」です。
問題が発生しない仕事はあり得ないので、それにどう対応するかが問われるということです。
それでは、この「問題解決能力」とはどういう意味でしょうか。
また、「課題解決能力」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「問題解決能力」と「課題解決能力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「問題解決能力」とは?
「問題解決能力」とは、文字通り「起こった問題を解決する能力」のことを表す言葉です。
一般的には、現状分析、原因究明、解決策策定と実施のような個別の能力の総合力ということになります。
「課題解決能力」とは?
「課題解決能力」とは、文字通り、「明確になった課題を解決する能力」のことを表す言葉です。
多くの場合はその組織やチームにとって解決すべき項目を定義して、それに対して分析や解決を計画して実施することができる能力のことです。
「問題解決能力」と「課題解決能力」の違い
「問題解決能力」と「課題解決能力」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、その組織にとって良くないことを排除する能力ということでは同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
中心となる言葉である「問題」と「課題」の違いを最も簡単に説明するなら、組織の目標に近づくために取り除く必要がある物が「問題」であり、そのためにやるべきことが「課題」ということになります。
したがって、どちらの言葉を使っても結果は同じ状態になるということです。
「問題解決能力」の例文
・『問題解決能力を持っている人材が必要です』
・『今のリーダーには問題解決能力がないのでついていけません』
「課題解決能力」の例文
・『課題解決能力は訓練することで向上します』
・『現状では抱えている課題を解決することができるのが課題解決能力です』
まとめ
この記事では、「問題解決能力」と「課題解決能力」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。