この記事では、「余寒の候」と「梅花の候」の違いを分かりやすく説明していきます。
「余寒の候」とは?
余寒の候とは時候の挨拶の1つで、「よかんのこう」と読みます。
余寒とは春になっても寒さがまだ残っているという意味で、立春から2月末頃まで使います。
立春は二十四節季の1つで、立春から立夏の前までが春となります。
余寒の候は春になってから使用する挨拶の言葉なので、立春前に使用することはできません。
立春はその年によって日付は微妙に異なりますが、2月4日頃になります。
「梅花の候」とは?
梅花の候も時候の挨拶の1つで、「ばいかのこう」と読みます。
梅花の候は「梅の花が咲く季節になりましたね」という挨拶で、梅の花が咲く2月頃に使用する言葉です。
梅の花は地域によっては1月中に咲くこともあり、梅花の甲を1月中に使用することもあります。
ただし、梅の花は春の季語なので、立春を過ぎてから使用するという人も多いです。
また、3月に入ると桜の花が咲き始めるので、梅花の候はあまり使われなくなります。
「余寒の候」と「梅花の候」の違い
余寒の候も梅花の候も時候の挨拶の1つで、2月頃に使用する言葉です。
使われる時期に大きな違いはありません。
余寒の候は春になったけれど寒いという意味なので、必ず立春以降に使用します。
立春前はまだ冬なので、余寒の候を使うことはありません。
それに対して梅花の候は、梅の花が咲く季節になったら使用することができます。
梅の花は1月中に咲くこともありますし、その年の天候などによっても開花時期には違いがあります。
明確にいつから使うと決まっているわけではありません。
ただし、梅の花は春の季語なので、立春以降に使うという人も多いです。
その場合、余寒の候と梅花の候は使用する時期は同じになります。
まとめ
余寒の候も梅花の候も2月頃に使用することが多い時候の挨拶です。
余寒の候は立春から使用しますが、梅花の候は立春前に使うことがあります。